限界費用がゼロになりにくい領域とは。この領域は仕事としてしばらくAIやロボットに代替されにくいと考えられます。
ただし、「なりにくい」というだけの話であって、「ならない」といっているわけではないことに注意。いつかは限界費用ゼロになるが、時間を稼げるかもしれない、というものも含む。
物理的制約のある仕事
- 土地
- エネルギー
- 鉱物資源
これらは本質的に複製できない。
例:電力網、住宅、インフラ、鉱山、物流。
人間の“承認”や“信頼”を扱う領域
信頼はコピーできない。
例:ブランド形成、コミュニティ運営、医療・教育の一部、交渉、チームマネジメント。
ルールとガバナンスが絡む領域
ルール解釈・制度設計は単純複製ができない。
例:法務、規制対応、組織運営、契約設計。
空間的に固有のサービス
リアルな場所を必要とし、物理コストが消えない。
例:介護、保育、飲食、スポーツ、観光。
“場の支配権”を持つ領域
土地・交通・流通など、位置の特権が大きい。
例:空港、港湾、不動産管理。
これらの共通点:複製できない・スケールしても限界費用が落ちきらない・人間の承認構造が絡む。

小学生のとき真冬の釣り堀に続けて2回落ちたことがあります。釣れた魚の数より落ちた回数の方が多いです。
テクノロジーの発展によってわたしたち個人の創作活動の幅と深さがどういった過程をたどって拡がり、それが世の中にどんな変化をもたらすのか、ということについて興味があって文章を書いています。その延長で個人創作者をサポートする活動をおこなっています。